北九州市男女共同参画センター「ムーブ」（北九州市小倉北区大手町11）は1月、センター20周年を記念して募集した「男女共同参画川柳」の入賞作を発表した。

　小・中学生の部と一般の部に分かれ、それぞれの最優秀作は「ボクとパパせんたくほしてたたみます」「ネギきざむカレの背中がプロポーズ」に決まった。「本来、制約がなく自由に言葉を楽しむのが川柳の醍醐味（だいごみ）だと思うが、『男女共同参画』というわかりにくいテーマにもかかわらずたくさんの応募があった」（企画担当者）といい、全国から891人、2677作が集まった。

　「（応募作全体の印象として）強いインパクトを与えるものではなく、日常の自然な風景を切り取った『男女共同参画』の一コマを垣間見る作品が多い」とも。その他の入賞作はホームページで見ることができる。

　同センターは、「女性の学習、研修、交流、情報の収集・提供、文化活動の中心的な場」を目的に策定された「北九州市女性プラン」（1990年）に基づき、1995年「北九州市総合女性センター」として開所。

　2002年には名称を「北九州市立男女共同参画センター」に改め、市民の男女共同参画の形成に関する理解を深め、市民や民間の団体による男女共同参画社会の形成の推進に関する取り組みを支援することで、男女共同参画社会の形成の推進を図ることを目的に活動している。川柳の募集は「市民に男女共同参画の理解を広めるために行った」。

　1月30日、入賞者を表彰する「表彰式」と、審査委員長で川柳家の「お鶴（つう）さん」による講演会が行われる。開催時間は14時～15時30分。観覧無料。参加申し込みはホームページで受け付ける。