小倉の「勝山公園」(北九州市小倉北区城内3)大芝生広場に5月26日、北九州市各部署のマスコットキャラクター14体が集まり、熊本のゆるキャラ「くまモン」を応援するCMを撮影した。
環境局の「ていたん&ブラックていたん」や門司港の「じーも」、小倉城の「とらっちゃ」などのキャラクターが一堂に会し、参加した市民エキストラと共に「私たちは熊本が大好きです、ずっと応援していきます。ファイト熊本、がんばろう九州」とメッセージした。
市は地震発生後数時間で支援対策本部を設置し、職員の派遣などを行ってきた。撮影に参加した30代の市建設局職員は「まち中は一部平静を取り戻しているように見えたが、激しく損壊した住宅の数がおびただしく、仮設住宅の設置が急務であると同時に、被災者の心のケアも不可欠だと感じた」といい、職員の派遣など継続的に支援活動を行う方針。
CMを企画した広報課の中野正章さんは「早くもボランティアの数が減っているという話も伝わっている。支援が風化しないように、(映像を通じて)応援の機運を継続させていきたい」と期待を込める。
ほかに、北橋健治北九州市長が登場するバージョンなど計3本が制作され、6月上旬からケーブルテレビのJCOM北九州のほか、系列の熊本、福岡、下関各局で放送される。ユーチューブでも公開する予定。