「北九州市漫画ミュージアム」(北九州市小倉北区浅野2、TEL 093-512-5077)で11月5日、メカニックデザイナー「大河原邦男展」が始まった。
「タイムボカンシリーズ『ヤッターマン』」や「機動戦士ガンダム」のロボットなどをデザインしてきた大河原さんの40年以上の創作の歴史を振り返る同展示。1970年代初頭の「メカニックデザイナーとしての黎明(れいめい)期」から「リアルロボット大フィーバー(80年代)」「ヒーロー、コミック、そしてリアル(90年代)」「21世紀、永遠のスタンダードへ(近年)」の4章に分け、カラーイラストやアニメの設定書類など約400点を展示する。
アニメーション研究家で同展の監修をした五十嵐浩司さんは、大河原さんの魅力について「ヤッターマンとガンダムは時期が重なる。リアルなものとコミカルなもの、全く設定の異なるものを同時期に描き分け、毎週のように新しいキャラクターを生み出していた」と解説。同ミュージアムの学芸員は「開館以来、ここまで長い通路を設けて展示したイベントはない。40年以上に渡る作品群は圧巻」とも。
開館時間は11時~19時。料金は、一般=800円、中高生=400円、小学生=200円。2017年1月15日まで。