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小倉の文具店で「万年筆クリニック」 「形見でもらったものがよみがえった」

万年筆ドクターの川口明弘さん

万年筆ドクターの川口明弘さん

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 小倉・守恒の文具販売店「サプリ」(北九州市小倉南区守恒1、TEL 093-962-1200)で11月12日・13日、「ペンドクター」の川口明弘さんを招いて「ペンクリニック」が開催される。一昨年に始まり今回で3回目。

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 万年筆に限って修理やオーバーホールを受け付ける。川口さんは元セーラー万年筆の社員で、長らく万年筆のデザインや生産・開発に携わり、万年筆を知り尽くす。現在は自ら「ペンクリニック」を経営し、これまで修理した万年筆は「10万本以上」という。

 「(前回の開催で)形見として受け取ったが使えなくなってしまった。オーバーホールで使えるようになって愛着が湧いたという声を頂いた。万年筆には思い入れのあるお客さまが多い」と同店を経営するオフィスランドの藤丸悟さん。「パソコンやスマホが進化しメールがコミュニケーションの主流という時代だが、手書きの良さ、手紙を書くことの楽しさ、使い慣れると味の出る万年筆の魅力を多くの人々に知っていただきたい」とも。

 開催時間は10時~13時、14時~17時(13日は16時まで)。国内外・メーカーは問わず「1人2本まで」無料で受け付ける(部品交換の場合は実費)。

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