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小倉の商業施設で「バレンタイン商戦」本格化 欧州ブランドなど独自色打ち出す

小倉井筒屋特設会場のイートインコーナーでエスプレッソなどを提供する「カフェ・オスピターレ」(筑紫野市)の森崎さん。

小倉井筒屋特設会場のイートインコーナーでエスプレッソなどを提供する「カフェ・オスピターレ」(筑紫野市)の森崎さん。

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 小倉中心市街地の商業施設のバレンタイン商戦が現在、活況となっている。

【関連画像】「ヤナギムラ」の「焼酎チョコレート」(井筒屋限定セット6個入り1,548円)

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 1月25日からいち早く始めた「コレット」(北九州市小倉北区京町3)は、1階と2階の通路に新規9出店を含む約60ブランドのチョコレート製品を並べた「ショコラモード」を展開。「フランク・ケストナー」「フィリップ・ベル」「フレデリック・アヴェッカー」「エルマン・ヴァンデンダー」などフランスやベルギーを中心とした有名ショコラティエのブランドを多く取りそろえたことが特徴で、中でも「フランソワ・ジメネーズ」「オリヴィエ・ヴィダル」は同店初出店となった。マツコ・デラックスさんが番組で取り上げた「ピエール・マルコリーニ」には人気が集中し、品数が少ない状態が続いているという。

 「小倉井筒屋」(船場町)は1月28日から8階の特設会場で国内外の約50ブランドが出店する「ショコラスペシャリテ」を開催している。コレット同様「ピエール・マルコリーニ」に人気が集中しているほか、鹿児島産の焼酎40種を入れ込んだチョコレートを並べる「ヤナギムラ」(鹿児島県鹿児島市)や、オーガニックシュガーとベトナム産のカカオ豆を素材に手作りする「カカオ研究所」(飯塚市)、老舗日本茶店「辻利茶舗」(北九州市小倉北区魚町3)、アイスクリーム専門店「雪文」(八幡東区槻田)など地元九州の企業の出店が目立つ。

 アミュプラザ小倉は、酉(とり)年に合わせたイベントとして「鳥飼八幡宮」(福岡市中央区)から宮司を呼び寄せ、「ご縁結びの木に神様を宿らせた」(販売促進担当者)という「ご縁結びの木」を設置し、来場客はハート型の栞(しおり)に願いを書いて木に結び付けることができる。同館3階の特設会場には「キットカット」の期間限定店「キットカットショコラトリー」が出店している。

 「コレット」販売推進担当の南文世さんによると、「昨年はバレンタイン当日が日曜だったため、『義理チョコ』のニーズが激減した。今年は火曜だが、今後そのニーズをいかに取り戻すかで数字が左右される。OLらが買い求めやすい価格のものを中心にそろえた。出足は鈍かったが、2月に入って徐々に客足が増えている」と期待を込める。

 各店の営業時間は、コレット=10時~20時、小倉井筒屋=10時~19時、アミュプラザ小倉=10時~21時。2月14日まで。

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