響灘の沖合に浮かぶ離島「馬島」(北九州市小倉北区馬島)で11月12日、漂着ごみを回収するボランティアイベントが行われる。主催は、路上の清掃などをするボランティアグループ「馬島清掃団」。
以前から島の海岸でキャンプなどを行ってきたという同グループ事務局の池本真一さんによると、「数年前から、酸性の薬剤が残ったポリタンクや注射器などの医療器具が目立ち始めた。これからの時期、北風に乗って大陸からの漂着ごみが海岸線にたくさんたどり着く。行政任せでは解決できない量になり、島の人たちも苦慮している」といい、5年前から活動を続けている。多いときには900キログラムものごみを集めたことがある。
当日は、8時~8時30分「小倉渡し場」(浅野3)に集合し、渡船で馬島へ渡る。清掃後、「瑠璃(るり)ズキッチン」(砂津2)がカレーを用意し、参加者に振る舞う予定(先着40人限定)。「島内には売店や食堂がないので、弁当などを用意してほしい」とも。15時ころ終了予定。
参加無料(別途渡船代が必要)。