小倉駅新幹線口の「北九州市漫画ミュージアム」(北九州市小倉北区浅野1)で現在、少女SF漫画家・萩尾望都(はぎおもと)さんの原画展「宇宙にあそび、異世界にはばたく」が開催されている。
【動画ニュース】北九州市漫画ミュージアムで「萩尾望都」原画展
1969(昭和44)年「ルルとミミ」でデビュー以来、「ポーの一族」や「トーマの心臓」などの代表作を描き、1970年代の「少女漫画黄金時代」の一翼を担った。1975(昭和50)年に発表した「11人いる!」は、緻密な設定と魅力的な登場人物、緊張感のあるストーリーなどが本格的なSF作品として評価され、翌年「第21回小学館漫画賞少年少女部門」を受賞した。
展示は、萩尾さんの約50年にわたる創作活動の中から代表作の原画約400点と、私物の洋書などのコレクション約200点を並べている。同ミュージアム学芸員の石井茜さんは「古い作品でも色あせていない鮮やかな直筆イラストなどを集めた。めったにない機会なので見てほしい」と話す。
開催時間は11時~19時。入場料は、一般=800円、中高生=400円、小学生=200円。5月20日まで。