小倉南区のオーダーかばん専門工房「ダレス・クラブ」(北九州市小倉南区志井鷹羽台)のモレスキン専用バッグ「モーリスバッグ」が、9月9日発売のムック「モレスキン-人生を入れる61の使い方」(ダイヤモンド社)で紹介されている。
様々なモレスキンのサイズに合わせて作られる「モーリスバッグ」。
同工房主宰の岡田俊夫さんは2004年、「かばん好きが高じて」ダレスバッグ専門のオーダーかばん工房を開いた。以来、ダレスバッグ(18万円~)を中心に、トートバッグ、手帳カバーや財布などの皮革小物を、注文客のいろいろな好みに手作りで応じてきた。
アイデアスケッチやメモ帳として使っていたモレスキンの「手触りや、紙の感触、万年筆で描いた時のにじみ具合などにほれ込み」数年前に手帳カバーを製作しようと試行錯誤したが、完成されたデザインのモレスキンに「カバーは似合わない」と、モレスキンと万年筆だけを収納する「専用かばん」の製作を思い立った。
本の共著者の高谷さんとは「当初ミクシーで知り合い、その後ブログなどを通じて交流」があり、記事として取り上げられた。
使用する革は、主にイタリアンレザーの「ブッテーロ」。馬の鞍用の頑丈な「ブライドル・レザー」を使うこともあるが、「加工しやすく、経年変化がきれいなブッテーロ」での製作を薦めているという。
「モレスキンの愛用者はクリエーティブで、こだわりも強い。お客さまのアイデアと自分のアイデアを融合させて、それらに応えていくことは作業的にも楽しい」と岡田さん。「以前、所ジョージさんをイメージしたダレスバッグをプレゼントしたら、テレビ番組『世田谷ベース』で取り上げられ、その後注文が相次いだ。このモレスキン専用バッグもブログに書いただけで目にとめてもらえて本に載ることに。好きが高じてやっているだけだが、運がいい」とも。
現在オーダー可能な主なアイテムは、モレスキン専用バッグ「モーリスバッグ」(5万円~、製作期間約1カ月)、ダレスバッグ(18万円~、同約3カ月)、財布、手帳カバー、腕時計ベルトなど。