「アミュプラザ小倉」(北九州市小倉北区浅野1)が4月10日、2018年度の業績を発表し、好調ぶりをうかがわせた。
売上高約125億円(対前年比103.5%)、来館客数1495万人(同107.5%)で、「2年連続で前年度の数字を超えた」(社長の山下信二さん)という。好調の要因として「1年間に2回、約10億円掛けたリニューアル」を挙げる。
同館は、昨年から今年にかけて計48店の新規オープンや改装を行った。特に「アルフルール」や「フルーツギャザリング」などの化粧品販売が好調(同138%)なほか、「リンツ ショコラブティック」が底上げした洋菓子販売(同133%)、「スターバックス」開業による軽食喫茶の需要増(同139%)など、軒並み前年の数字を大きく上回った。
3月開業した居酒屋8店の複合施設「小倉宿 駅から三十歩横丁」も、「一日平均2500人の来店客があり、売上も想定の2倍以上」と、笑みがこぼれる山下さん。
2月末に閉店した「コレット」への影響も、「閉店セールのおかげで、当館に流れてくるお客さまが増えたことも好調要因の一つ。ただ数カ月後、回遊性が失われた駅周辺への来街者が減ることも予想される」と警戒感をにじませる。「小倉駅前の魅力を取り戻すために、(コレットが)早期にリニューアルオープンしてほしい」と期待も込めた。