リバーウォーク北九州(北九州市小倉北区室町1)で9月27日、福岡発地域ドラマ「オヤジバトル」の制作・出演者会見が行われ、主演する筧利夫さん飯島直子さん始め出演者6人が出席した。
同ドラマは、NHK福岡放送局が手がけるオヤジバンドブームの先駆けとなった素人出演番組「熱血!オヤジバトル」から派生するたかたちで誕生した。プロデューサーの中村貴志さんは「出演するオヤジたちはみなそれぞれ人生のドラマを背負っている。いつかこれをドラマ化したかった」と話す。
ストーリーは、若松区の角打ち(立ち飲み)を舞台に、エコタウンのリサイクル工場に勤める筧さん演じるサラリーマンが、かつての先輩から誘われ、情熱を取り戻すべくバンドを結成し、「オヤジバトル」出場を目指すもの。
ロケ入りして3日目という当日、「毎日撮影終了後、ホテルの近所の焼き肉店やすし店、喫茶店などで地元の方たちと話している。若松の皆さんの熱い思いが伝わってくる」と筧さん。筧さんの娘役・古田瑞貴さんは「うらら(役名)は元気で活発な女の子。このドラマがすてきになるよう頑張ります」と抱負を語った。
演出を担当する小池明久さんは「若松は、まち・坂・海・工場が隣接した日本の風景を凝縮したようなまち。義理人情に厚い地元の方やフィルムコミッションのスタッフのお陰で熱いドラマになる」と話した。
撮影は、若松区を中心に10月中旬まで続けられる予定。放送は12月9日を予定。