現在開催中の「小倉ブックフェス」で進呈中の、若手クリエーターがデザインした「文庫本ブックカバー」が人気となっている。
アーティストは、ウサギをモチーフにした画風で知られる大木奈緒美さんや、大分県立美術館にもコレクションされている田中奈津子さん、画家で僧侶のとよだまりささんら、北九州市出身や縁のある8人(組)で、それぞれこの企画のために描き下ろした。
参加したクリエーターの「馬場諒太&AKI」さんは、背景とキャラクターを分担した。馬場さんは「幼い頃に見たダリの『象』の印象が強すぎた。自ら描くようになっても、自分なりの『足なが宇宙ゾウ』を何度も作品に取り入れてきた。大きなもの、強いものの象徴である象が、子猫に本を読み聞かせるシーンを描いた」と話す。鮮やかな黄色の背景と共に、作品群の中でもひときわ目立っている。
「京町銀天街」各店や、「喜久屋書店 小倉店」(北九州市小倉北区京町3)、「くまざわ書店 小倉店」(浅野1)、「積文館書店 ブックセンタークエスト」(馬借1)、「199bnf」(魚町3)のレシート(500円分以上)を、「北九州文学サロン」(京町1)に持参することで進呈される。
同サロン事務局の久万稔博さんは「カバーは全部で3200枚用意したが、人気のものは残りが少なくなっている。女性を中心に人気があり、毎日のようにやってきて、全種を集めたお客さまもいる」と言う。
11月24日まで(なくなり次第終了)。