北九州で4月9日、フードデリバリー「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のサービス提供が始まる。
ウーバーイーツは、スマホのアプリでさまざまな飲食店の料理を宅配注文できるフードデリバリーサービス。米配車大手のウーバー・テクノロジーズが2015年12月、カナダ・トロントでサービスを開始。日本ではウーバージャパン(東京都渋谷区)が2016(平成28)年6月に都内でスタートし、現在は福岡県を含む13都府県で展開している。
北九州市内でのサービス提供対象エリアは小倉北区と戸畑区の一部地域。ナショナルブランドの「スターバックス コーヒー」や「カレーハウスCoCo壱番屋」のほか、ダイニングレストラン「ジラフモノクローム」、スイーツ専門店「ベツバラ」、串揚げと鉄板焼き「福助商店」、「ポタサンズフライデー」(北九州市小倉北区魚町2)、「カリフキッチン」(馬借1)、インドキッチン「ギタンジャリ」(室町2)、「キッチンQ」(京町3)などの地元飲食店約40店以上がレストランパートナーとして登録する。
「ジラフモノクローム」などを運営する「ビッグアップル」(魚町3)の専務・高橋啓太さんは、「店舗の売り上げが激減する中、テークアウト専用メニューの開発や自社便を用意するなど、宅配側で活路を見いだすしかない」と中食事業に力を注ぐ。
利用者はアプリで配達先を指定し、レストランパートナーが提供する料理を選択。注文を受けた飲食店は料理を準備し、出来上がった料理を配達パートナーが自転車やバイクで配達する。代金はアプリに登録したクレジットカードで支払い。料理代金のほか配送手数料(350円)がかかる。配送状況や到着予定時間はアプリ上で確認できる。
ハンバーガー大手の「マクドナルド」も、小倉北区・南区、八幡東区、戸畑区などの一部で宅配サービスの提供を始めており、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下での宅配ビジネスが急増している。
営業時間は9時~24時(レストランパートナーによって異なる)。