印刷会社「グランド印刷」(北九州市門司区松原1、TEL 093-381-6400)が11月、コミカルな表情を作り出すフェースシールド「手持ちタイプのおもしろシールドHandy」の販売を始めた。
同社は、8月に販売を始めた小倉織デザインのダンボール製パーティションや「ソーシャルディスタンシング横断幕など、飛沫感染対策グッズを数多くリリースしている。パーティションは、発売以来2万5000セット以上を出荷する人気商品になっている。同商品は、パーティションを製造するときに出る「透明ペット」の端材を利用したもので、使用後はペットボトル同様に選別ゴミとしてリサイクルすることもできる。
フェースシールドは、会食やイベントなどで、マスクを外す代わりにこれで口や鼻を覆って、飛沫感染リスクを抑える効果を狙っている。
国立感染研究所は4月、感染者との濃厚接触者の定義に「発病した日の2日前に、感染者と手指消毒など行うことなく触れ合った、もしくは対面で手を伸ばしあったら届くくらいの距離(1メートル程度)に15分以上いた」を加えた。数値はあくまで目安であり、日常的に距離感を持つことが感染予防に役立つことも知られている。
広報を担当する白石朋子さんは「(フェースシールドは)完全な感染予防をするものではないが、ウイルス飛散を抑止しながら、感染予防の意識を楽しく高めることのできるアイテムとして利用していただきたい」と期待を込める。
価格は1,540円(丸形4枚、扇形6枚入り)。同社通販サイトで購入できるほか、大量利用の飲食店向け卸販売やオリジナルデザイン製作にも応じる。