貸衣装専門店「みやび小倉本店」(北九州市小倉北区宇佐町1)で1月9日深夜から翌10日早朝にかけて、ど派手な衣装の新成人らの着付け作業が行われている。
「風神・雷神」をイメージした衣装や、白や銀で統一した羽織袴(はおりはかま)に大きな羽根を背負うなど、独特のセンスで彩られた衣装が、10人以上のスタッフによって着付けられていく。
社長の池田雅さんは「衣装は1年がかりで受注するが、昨年の緊急事態宣言時に『一旦保留』などという声が相次ぎ、例年の1~2割まで落ち込んだ。夏以降盛り返してきたが、それでも5割程度」とコロナ禍の苦渋を話す。
「式自体を取りやめにする自治体もある。長崎県や山口県から来ていただいたお客さまも、式には参加できず、衣装を楽しむだけになってしまったが、はたちの思い出づくりになってほしい」とも。
北九州市の成人式は1月10日、居住区のエリアに分け(門司区・小倉北区・小倉南区・戸畑区と、若松区・八幡東区・八幡西区)2部制で行われる予定。