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小倉「昭和館」で三浦春馬さん主演映画 ファンらの呼び掛けで展示コーナー

館主の樋口智巳さん

館主の樋口智巳さん

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 昨年亡くなった俳優の三浦春馬さん主演映画の2本立て上映が7月10日、「小倉 昭和館」(北九州市小倉北区魚町4、TEL 093-551-4938)で始まった。

三浦春馬さんが冊子「日本製」で紹介した「天明堂」(熊本市)の「酒かすてら」(270円)も販売する

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 三浦さんは、ドラマや舞台、ミュージカルなど幅広いジャンルの表現者として活動してきたが、昨年7月に亡くなった。亡くなる直前に撮影された作品がいくつかあり、同館で上映中の「天外者(てんがらもん)」(2020年、田中光敏監督)もその一つ。ペリー来航で揺れる幕末に、近代日本経済の礎(いしずえ)を築いたといわれる五代友厚を三浦さんが演じている。

 天外者と同時に上映している作品は、中国を舞台とした恋愛ミステリー「真夜中の五分前」(2014年、行定勲監督)で、恋人を失った時計修理工を同じく三浦さんが演じる。

 館主の樋口智巳さんは「これまで三浦さんの特集をしたことはないが、穏やかな性格ながら熱い演技で知られた三浦さんらしい作品を選ぶことが出来た」と振り返る。「『天外者』はメーキング映像も追加されているので、クレジット後も席を立たないでほしい」とも。

 幕あいには、三浦さんへのメッセージボードやイラスト、寄せ書きなどを展示したメッセージコーナーを楽しむこともできる。樋口さんは「ファンの皆さんからの呼び掛けで展示することができた」と話す。

 樋口さんは「以前、高倉健さんの追悼上映を行ったときに、富司純子さんが来場して『映画を見続けることが(役者への)供養になる』という言葉を残した。若くして亡くなった三浦さんの作品も、折を見てこれからも上映し続けていきたい」と話す。

 入場料は、一般=1,200円、学生700円。火曜定休。7月23日まで。

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