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八幡駅前のイタリアン「ブルーオーシャン」が低糖質チョコレートケーキ

八幡駅前の「トルタ・カプレーゼ」店頭

八幡駅前の「トルタ・カプレーゼ」店頭

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 八幡駅前のイタリアンレストラン「ブルーオーシャン」(北九州市八幡東区西本町2、TEL 093-681-7111)が11月9日、店頭の一部を改修してチョコレートケーキ専門店「トルタ・カプレーゼ」の営業を始めた。

冷凍ピザや冷凍ラザニアなどを販売する店頭の自動販売機

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 店名のトルタ・カプレーゼは、イタリア南部・シチリア島発祥のチョコレート菓子。店主の濱中篤史さんによると、小麦粉を使わないことからグルテンフリーの食事を求める糖尿病患者に注目されているという。糖尿病を患う来店客や治療に当たる医師から低糖質メニューの要望が多いことから着想。砂糖や小麦粉を使わずに天然甘味料の甘さとカカオでおいしさを実現できることや、アイテムを絞ることでロスが少なくなり作業効率化がしやすいことなどで、事業化への道筋を見出した。

 シェフでもある濱中さんが一人何役もこなす中で注力したことは「経営の合理化と作業の効率化」(濱中さん)。チョコレートケーキ販売に店舗の一部を割いたが、レストランの席数は以前と同じ。1坪当たりの売上高は以前より上がっており、料理の仕込みの延長線上でケーキも焼くので労働時間もほぼ変わっていない」という。

 「コロナ禍以降、テイクアウトの導入や弁当の販売など、飲食店が店内だけでなく外向けに技術を提供する手法が広がりつつある」と濱中さん。6月には、冷凍ピザやラザニアなどを提供する自動販売機も設置した。

 濱中さんは、食品衛生法上必要な「菓子製造業」「そうざい製造業」の許可を得て、自動販売機でメニューを販売するために急速冷凍の設備も備えた。「今後、HACCP(ハサップ)に関する衛生管理が厳重化される。今は保健所が飲食店の窮状を知っているから親身に応じてくれるが、近い将来、規制が厳しくなることが予想される。今のうちにできることはどんどんやっていきたい」と意気込む。

 提供するチョコレートケーキは、「ベルギー産ビターチョコをベースにクルミ、アーモンドを加えた『トルタ・カプレーゼ』」(3,132円、8分の1カット=356円)のほか、「至福の生ショコラ」「天然甘味料ラカントを使用した低糖質ショコラ『きわみ』」(以上3,024円、8分の1カット=338円)の3種。

 営業時間は、11時30分~14時30分(水曜~土曜のみ)、18時~22時30分(金曜・土曜は24時まで)。日曜定休。

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