受験生向けの宿泊プランの提供が2月1日、小倉駅北口の「リーガロイヤルホテル小倉」(北九州市小倉北区浅野2)で始まる。

「勝サンド」

　入学試験を控えた受験生向けに用意する同プラン。「試験前夜に落ち着いて、最後の勉強の仕上げに使ってもらいたい」(宿泊課の永田登子さん)と、勝負メシとされる「勝(かつ)サンド」を部屋食として提供するほか、合格祈願に縁起がよいとされる絵馬付きの「茶柱縁起茶」も提供する。備え付けのデスクには電気スタンドを用意する。

　永田さんによると、以前から受験前日の宿泊ニーズはあったといい、予約時に電気スタンドの設置を希望する客が多いことから、宿泊パッケージとして昨年から提供を始めた。「電気スタンドの数が足りなくなるほど」永田さん。「『勝サンド』は肉厚のとんかつをマスタード風味で仕上げた食べ応えのあるメニュー。試験前夜のおなかと心を満たしてもらいたい。『茶柱縁起茶』には必ず茶柱が入っており、慎重にお茶を注ぐことでほぼ間違いなく用いた湯飲み内に茶柱が立つ」と話す。ゲン担ぎにこだわった。

　同ホテルは、小倉駅と屋根付きのペデストリアンデッキでつながる。永田さんは「大切な瞬間に受験生の家族をお預かりするというホテルならではの安心感を提供したい。天候不順なども気にせず試験会場に向かえるのでは」と話す。

　宿泊料金は、1人＝1万500円～(朝食付きは2,300円追加)、2人1室＝1万5,600円～(同)。3月31日(宿泊)まで。