北九州市雇用創造協議会(北九州市小倉北区浅野3)は1月28日から、アジア太平洋インポートマート(同)で「生活サービス創業講座」を開講する。
同協議会は、市内経済団体、有識者、行政などがメンバーとなり、厚生労働省の地域雇用創造推進事業を実施するために設立された団体で、「産学官民の連携・協働により、生活、知識、集客のサービス分野の産業振興と雇用拡大」を図ることを目的とする。同講座の開催は昨年に続き今年で2回目。
同協議会の千原秋子さんは「『生活サービス』と言われても、何のことかよくわからないと思う。例えば、個人経営の託児所、食事の宅配サービスなど、普段の生活の中で感じる不都合な点に着目して、創業を目指す方が主な対象」と話す。「創業を促進し、そこに新たな雇用が生まれることで地域活性化につながれば」とも。’
全6回の講座では、マーケティングのポイントや先輩起業家の経験談をレクチャーするほか、事業アイデアの練り上げから事業計画作成、その発表までをグループワークを交えて行う。
昨年の受講者で、現在「デイサービスかもん」(門司区)を経営する田中秀幸さんは「経営の基礎から事業計画のプロセスまで深く学べ、融資の際の心強い後ろ盾となった。一人では不安なビジネスプランも、受講仲間から客観的に意見をもらえ良かった。受講した仲間と仕事でつながり、いいネットワークが広がっている」という。
受講無料。定員20人。応募締め切りは1月20日。詳しい日程などはホームページで確認できる。