買う

小倉の生花店が統合リニューアル-「白と緑の花だけ販売」で男性客獲得

「原則的に白色と緑色のものしか売らない。来店客の8割以上が男性」と話す社長の自見公児さん。

「原則的に白色と緑色のものしか売らない。来店客の8割以上が男性」と話す社長の自見公児さん。

  • 0

  •  

 小倉・竪町の生花店「ジミー・デザイン・フローラル」(北九州市小倉北区竪町1、TEL 093-592-5254)が2月25日、系列店の「ノルカ・ソルカ」(中津口1)を統合しリニューアルオープンした。顧客の性別や年齢層が違う2店を統合し、経営資源を一本化して集客効率を高めるのが狙い。

天井の高い吹き抜け空間をいかした開放感のあるレイアウトの店内。

[広告]

 店の特徴について、「原則的に白色と緑色のものしか売らない。来店客の8割以上が男性」と話す社長の自見公児さん。「花屋で注文をするときに、価格も仕上がりもあやふやな『おまかせ』というのがすし屋の注文のようで『変だ』」と感じ始めた10年ほど前、一年を通じて均質な状態で仕入れられる「白い花」を使い、分かりやすい価格と持ち運びやすいパッケージにして店頭に並べ始めると、次第に男性客が増えた」という。

 「白い花はアレンジ次第でどんなシーンにも映える。カラフルな花束と違ってスーツ姿の男性が持ち歩いても恥ずかしくなく、受けとった女性も『ジミーの花』と特徴を感じ取ってくれる」と自見さん。「特に開店祝いの花には気を遣う。他店のカラフルな花々が並ぶ中でも、シンプルなカラーリングでありながら華やかな雰囲気を作って目立つように、コンペに出品するつもりで気合を入れている」と独自の戦略を明かす。

 観葉植物やフラワーベース(花器)の品ぞろえも充実させる。年5~6回、観葉植物の産地として有名な指宿へ足を運び直接仕入れてくるという。「観葉植物は、男性でもペットのようにかわいがっていただける。販売時にメンテナンスのアドバイスもするが、元気のなくなった植物を持ってきて、水やりなどのアドバイスを聞きに来るお客さまもいる」という。

 「例えば、外食をするときには『普段使いと特別な日』とで使い分けるが、花屋はその境目がなく、家に飾る花もプレゼントする花も同じ花屋で買っているのが現状。『特別な日』のときに当店を思い出してほしい」と自見さん。

 主な商品は、ボックスフラワー(5,250円~)、クリアボックス(3,675円~)、ルナ(8,400円~)など。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース