リバーウォーク北九州(北九州市小倉北区室町1)5階の市民ギャラリーで3月14日、「CREA展『絆』」が始まった。主催は北九州総合デザイナー協会(KDA)。
同協会は、会員の有機的連携によるデザインの向上発展によって、北九州の産業の発展を図るとともに、文化的な社会環境の興隆(こうりゅう)に寄与することを目的として、1986(昭和61)年に発足。会員は北九州とその周辺で活動する100人近くのデザイナー・クリエーターで、その分野は幅広く、「さまざまな分野のクリエーターが集まる団体は全国的に見ても珍しい」という。
東日本大震災から1年が経過したことから、協会創立25周年を迎えた今年のテーマを「絆」とし、毎年恒例の同展も「絆」をベースにした展示となっている。「昨年はデザインを学ぶ学生に出展してもらったが、今年は兄弟関係にある『新北九州ファッション協会(Kfa)』に出展を依頼した」と理事長の坂本マスオさん。
KDA、Kfaによる作品展示では26人の作品を展示し、それぞれの協会の活動を紹介するコーナーも設ける。
「クリエイターズモール検索コーナー」では、協会会員の情報を検索できるウェブページを閲覧することができる。「まだ立ち上げたばかりだが、一般の方にもデザインを依頼しやすいよう、クリエーターの専門分野や人となりがわかるようなページにしている。4月までの完成を目指す」と理事の河村敏彦さん。
17日の「デザインクリニック」(13時~15時)では、講師に会員でグラフィックデザイナーの山根修平さんを迎え、現場の生の声を届けることでデザインについて学べる機会を提供する。
「日頃の仕事ぶりを見てもらう機会。協会の知名度を上げ、北九州のデザイン界を活性化できれば」と河村さん。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月20日まで。