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小倉で「北九州ソーシャルビジネスメッセ」-社会的課題解決テーマに開催

別名「門司港バナナマン」の「ひものじじや」秋武政道社長

別名「門司港バナナマン」の「ひものじじや」秋武政道社長

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 小倉の「アジア太平洋インポートマート(AIM)」ビル(北九州市小倉北区浅野3)で3月17日、「つながりが地域を変える!-北九州ソーシャルビジネスメッセ&フォーラム2012」が開催され、約1000人が来場した。主催は、ソーシャルビジネスネットワーク北九州、九州産業経済局、北九州市、外郭団体で組織された同実行委員会。

「ひものじじや」の秋武政道社長(中央)を中心に、日本唐揚げ協会の八木宏一郎専務理事(左)、三原市タウンマネージャーの逆井健さんで行われた「ソーシャルビジネス実践塾」。

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 昨年に続き2回目となる同イベント。メッセ(展示会)では、市内外約70の企業や団体が、コンセプトや日頃の活動をパネルやパンフレットで紹介したほか、来場者や展示者同士がコミュニケーションを図るなど、「前回より活発な情報交換」が行われた。

 フォーラムの記念講演「社会的企業への期待」では、アミタホールディングス(京都市上京区)の熊野英介会長兼社長が講演し約200人が聴講。「2000年代に入って企業のCSRが叫ばれ始め、大震災によってわれわれは近代文明の崩壊も目撃した。人の行動はお金や消費のみによって突き動かされると言われた時代は終わり、社会的課題を解決しながら経済発展の両立を実現することが必要」と説いた。

 講演後は「まちづくり」「農業・地域資源」「ソーシャルファーム」「社会貢献グループ」「ソーシャルビジネス実践塾」などの分科会に分かれ、「社会的な関わりを活動ベースに置いた」企業や団体の代表者を講師にトークセッションが行われた。

 セッションの一つ「ソーシャルビジネス実践塾」では、「じじやのひもの」(門司区白野江2)の秋武政道社長が「これから大企業がCSRを見据えて本格的に活動してくる。これまで社会的に活動してきた中小零細企業は、大企業から『ご苦労さまでした』と肩をたたかれる時代が来るかもしれない」と危機感を募らせた。

 セッション中、多くの質問が飛び交い、聴講者からも解決方法が提案されるなど、活発な意見交換が行われた。

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