北九州で初めてとなる農業体験農園「夢の畑」が3月11日、中村農園(北九州市小倉南区徳吉東1)でスタートした。夢の畑では18区画を用意し、参加者が1区画ずつを担当する。1回目となる同日の講習会では、ジャガイモ・キャベツ・ブロッコリーを植え付けた。
農業体験農園は、いわば農業のカルチャースクール。プロの農業者による栽培指導を受けながら苗の植え付けから収穫までを実践する。農業者による栽培指導が受けられ、種・肥料・農具などは全て農園主が準備し、計画的な栽培による質の高い作物の収穫ができるのが特徴。
夢の畑について、農園主の中村さんは「夢の畑では、参加者が農家の仕事を手伝うような形で農業を体験する。この体験を通じて野菜作りはもちろん、農業の実態を学ぶことになる。食のこと、家族のこと、老後のこと。参加者の動機はさまざま。しかし、ここには参加者一人ひとりの理想があり、夢があると」話す。「夢の畑は、これらを形にするための場。農業を楽しみながら、夢をかたちにしてほしい」
夢の畑では、上記3品目に加え、大根・トウモロコシ・ナス・ピーマン・ミニトマトなど春季の植え付け計画として約16品目を予定する。秋季にも植え付けを予定し、年間で約30品目の野菜作りを計画する。