アミュプラザ小倉(北九州市小倉北区浅野1)を運営する「小倉ターミナルビル」が4月4日、2011年度(平成23年4月~24年3月)の営業実績報告を行い、売上高約115億8,000万円(対前年101%)、入館者数1349万人(対前年100%)と発表した。
東日本大震災や「JR博多CITY」の開業などで「苦戦が予想」されたが、カード事業の強化や、ブログやツイッターなどの情報発信力の強化、積極的な催事展開など「地道な努力を重ねて前年度をクリア」した。
小倉駅周辺は、チャチャタウンやコレット、井筒屋、アイム、リバーウォーク北九州など商業施設が集積し施設間の競争も激しいが、「天神や博多への買い物客流出」も問題視されている。「本年度も、お客さまに『アミュプラザ小倉がいい』と言っていただけるよう、鮮度の高いテナントを誘致し話題性のあるイベントを開催する」と広報担当者。
同社はJR九州を親会社とし、1998年小倉に1号店が開業。その後、主要駅のリニューアルと共に長崎駅(2000年)、鹿児島駅(2004年)、博多駅(2011年)と続き、現在は4施設を展開。「小倉はアミュプラザの発祥」とされ、2013年春には開業15周年を迎える。同時期にリニューアルも計画している。