西日本工業大学小倉キャンパス(北九州市小倉北区室町1)で7月18日、「北九州デザインシンポジウム 売れているデザインには裏があるのか?」が開かれる。主催は北九州市と同大。
市の新産業振興課と同大が3年前から行っているもので、今年で4回目。基調講演とパネルディスカッションの2部構成で、「スマートデザインを考えよう」をテーマとする基調講演の講師は「日経デザイン」編集長の下川一哉さん。「東日本大震災後の消費者の気持ちの変化とこれから求められるデザイン」について話すという。
パネルディスカッションには、下川さんをはじめ、「つじり」(魚町3)店主の辻利之さん、「岸田商店」(戸畑区浅生2)の岸田宣子さん、「井筒屋」(船場町1)のアドバイザー・島添正信さんら、「デザインを上手に活用しブランド力を強化した地元の商店主、これから本格的にデザインを導入しようとする方、さらに『売る立場』の方などに登壇いただき、より具体的で実践的なディスカッションにしたい」と同大准教授でコーディネーターの中島浩二さん。
「北九州はものづくりの街でありながらデザインは軽視されがちだった。市内の大学で唯一デザイン学部がある大学として、北九州らしい独自性やデザインによって街全体が活性化できるヒントを模索したい」とも。
開催時間は15時~19時。参加無料。問い合わせは北九州市新産業振興課(TEL 093-582-2910)まで。