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小倉で「絵本 きぼうのかんづめ」展-津波被害水産会社の物語描く

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 小倉駅新幹線口の「カフェ カウサ」(北九州市小倉北区浅野2、TEL 093-521-6969)で10月7日、企画展「絵本 きぼうのかんづめ展」が始まる。

 東日本大震災の津波で被災した「木の屋石巻水産」(宮城県石巻市)の工場で見つかった、傷だらけになりながら津波に流されずに残っていたという水産加工品の缶詰を、同社では救援物資が届くまでの数日間、被災者への食料として提供した。その後、販売可能なものを選別、洗浄し、再度販売することにこぎ着けた。

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 そうした活動が、復興を支援する人々の間で「きぼうのかんづめ」と呼ばれるようになり、同社を支援する輪が都内でも広がった。中心となったのは東京・経堂のカフェ&スペース「さばのゆ」(東京都世田谷区)の店主・須田泰成さん。近隣の住民らと協力し支援を開始し、物資の支援や、泥まみれになった缶詰を洗うボランティア、経堂にある飲食店で缶詰を使ったメニュー開発なども行った。一連の実話を基に作られたのが、絵本「きぼうのかんづめ」(ビーナイス)。同展では、絵本に使われた原画約30点を展示する。

 約3年前、市からの依頼でまちづくりに関する講演会を開いた須田さん。「その時に出会った北九州の方々と交流が続き、震災後『きぼうのかんづめ』の活動も支援していただいた」と同展開催のきっかけを話す。「市内の有名企業の方からも支援を頂いている。原画を担当したそうせいじろうさんは門司出身で、開催は自然な流れで思いついた」とも。

 会場では、同作(1,260円)のほか、「木の屋石巻水産」の缶詰も販売する。

 営業時間は12時~15時、17時~23時。10月31日まで。

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