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小倉で写真展「記憶喪失」-震災以降の「家族の絆や愛」テーマに

「春」1 (c)木寺一路

「春」1 (c)木寺一路

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 小倉駅新幹線口の起業家カフェ「カウサ」(北九州市小倉北区浅野2)で3月11日、カメラマン・木寺一路さんの写真展「記憶喪失」が始まった。

「春」2

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 木寺さんが、広告用写真撮影などの傍ら「家族の絆」などをテーマに撮りためた写真約100点をA4版パネルやプロジェクターで投影して展示している。「震災以降、より絆や愛を感じる写真に関心が移った。広告用の写真やファッションスナップでは見せることができない、人の優しさや心の風景を切り取った」と木寺さん。

 展示した写真は「日常の何気ない子どもへの視線や家族の姿などだが、忘れていた絆や愛を再確認することができる『記憶装置』。普遍的なテーマだが、この時代だからこそ感じ取れるものがある」と木寺さん。期間中は来場者を撮影し、順次展示作品を追加する。「会場全体が日々作品を積み重ねるインスタレーション」という。

 開場時間は11時~15時、17時~24時。入場料は1,000円。3月17日まで。

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