北九州の「到津の森公園」(北九州市小倉北区上到津4、TEL 093-651-1895)のサル山で飼育する雌のニホンザル「アカネ」(2歳)が、3月7日露店風呂に入り始めた。
開園10周年を迎えた同園が、サル山の展示のバリエーションを増やすために昨年10月、市内の「河内温泉」から運び入れた温泉で露天風呂を設置した。「通常ニホンザルは水に飛び込むことを嫌い、池に飛び込む猿もサル山で飼育する47頭中3~4頭」(飼育展示係長・勝原和博さん)といい、「温泉に漬かる猿といえば『地獄谷』が有名で、来場客にも見せたい」と設置した。「現在の露天風呂は水から沸かした湯で温度は36度」という。
露天風呂設置後4カ月間は、「露天風呂を沸かす間にしたふたの上で暖を取っていたようだが、風呂自体には興味を示さなかった」といい、「ここ最近昼間の気温が上がって、風呂上がりにも寒く感じなくなったのが入り始めた要因かも」と胸をなでおろす勝原さん。「今後、他の猿も風呂に入ってくれることを期待している」とも。
開園時間は9時~17時。入園料は、大人=800円、中高生=400円、4歳~小学生=100円。