小倉の魚町銀天街に3月17日、市内の10大学が連携して運営する「北九州まなびとESDステーション」が開所した。
ESDとは「持続可能な開発のための教育」を意味するEducation for Sustainable Developmentの略で、「地球上の資源の有限性を認識しながら、自らの考えで新しい社会秩序をつくり上げていく、地球的な視野を持つ市民を育成するための教育」として注目されている。行政や商工業者と連携して商店街のにぎわい創出や学生らのリーダーシップ育成を目指した多様なプログラムを用意し、一般市民も利用できるプログラムを用意する。
開所に至るまでの企画の核となった北九州市立大学地域創生学群教授の真鍋和博さんは「学生が持つパワーを地域貢献に生かすことや、市民の力をまちづくりに生かすための教育拠点が街中にできたことは本当に意義がある」と話す。
この日は、開所式の後、アートディレクター・箭内道彦さんを招いた記念講演や「小倉づくりの主役はあなた」と題したディスカッションなどが行われ、延べ500人以上が参加した。
各プログラムなどはホームページで確認できる。