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小倉南区「豆ふ工房 啓」の変わり豆腐、主婦らに人気-「季節の味」練り込み

新商品の開発に余念がない木原啓見さん

新商品の開発に余念がない木原啓見さん

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 小倉南区の「豆ふ工房 啓(ひろ)」(北九州市小倉南区徳力3、TEL 093-964-6866)が提供する「変わり豆腐」が人気となっている。

季節の変わり豆腐と豆乳プリン

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 「変わり豆腐」は、同店の「木綿豆腐」をベースに季節の材料を練り込んだもので、現在は「菜の花とうふ」(300グラム、200円)を提供している。「そろそろ菜の花の時期が終わるので、次は『抹茶豆腐』を計画中で、季節ごとに『ゆず豆腐』や『しそ豆腐』などを提供している」と木原啓見(ひろみ)社長。定番の「木綿豆腐」や「絹ごし豆腐」などを含めた出荷数は毎日約400~500丁。

 老舗豆腐店の4代目として生まれた木原さんは岡山県の豆腐工場で修業し、生産過程から販売に至るまでの流れを学んだ。「毎日10万丁以上を出荷する大規模な現場だったが、豆腐に関わるさまざまな知識を得た」という。父親の経営する豆腐店を2005年に引き継いでからは、豆腐や大豆をベースとした総菜の製造にも取り組んで、現在は近隣の病院や幼稚園などの給食ニーズに応える傍ら、繁華街の飲食店の要望で「トマト豆腐」、牛乳や卵アレルギーの子ども向けに「豆乳プリン」、おからを混ぜ込んだ「サーターアンダギー」など、新商品開発に余念がない。

 木原さんは「豆腐自体の需要は安定しているが、全国的な統計では出荷量は毎年減りつつある。豆腐のバリエーションを増やしてニーズの底上げをして行きたい」と変わり豆腐開発の背景を話す。変わり豆腐は近隣の主婦を中心に「毎日数十丁販売している」という。

 主な商品は「木綿豆腐」「ソフト豆腐」(以上150円~)、「おぼろ豆腐」(180円)、「絹ごし豆腐」(200円~)、「豆乳」(350ミリリットル、180円)など。ほかに「味付けがんもどき」(160円)、「ほうれん草の白和え」(160円)、「味付けおから」(120円)などの総菜も充実させている。

 営業時間は8時~17時。木曜・日曜定休。同店のほか「井筒屋小倉店」(小倉北区船場町)、「井筒屋黒崎店」(八幡西区黒崎)でも販売している。

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