門司駅北口の「門司赤煉瓦プレイス ブリックホール」(北九州市門司区大里本町3)で10月8日、マスキングテープの展覧会「mt SCHOOL KYUSHU」が始まった。主催はマスキングテープメーカーの「カモ井加工紙」(岡山県倉敷市)。
内装や壁、柱をマスキングテープで覆った会場では、マスキングテープ使い放題の体験コーナー、ワークショップを開くほか、100種以上のマスキングテープを販売。初日の開場直後、販売コーナーには約30人の来場客でにぎわった。
ハエ取り紙からスタートし、現在は工業用マスキングテープなどを製造する同社が2007年から展開する文具・雑貨用マスキングテープ「mt」シリーズ。「貼ってはがせて字が書ける」ことが特徴で、ダイアリーやアルバムをコラージュする小さなものから、家具や壁に貼るワイドテープなど、さまざまな用途に使えるサイズの商品を展開している。
「マスキングテープのニーズをさらに掘り起こす」狙いで、これまで鹿児島を皮切りに九州各地を巡回した同イベント。「福岡教室」と題した今回が最終回となる。
ワークショップでは、モビール作家のよしいいくえさんが、「テープの加工しやすさ」を取り入れたモビール作りを受講生に伝授。訪れた30代の女性は「テープを使って家族写真をコラージュするのが楽しい」と話していた。
店頭のスペースでは地元クラフト作家らが持ち寄った雑貨やコーヒーなど販売している。
開催時間は11時~23時。入場無料。10月14日まで。