西日本工業大学小倉キャンパス(北九州市小倉北区室町1)で11月16日、アップル製品ユーザーグループが集まる「アップルユーザーズグループミーティング(AUGM)北九州」が開催された。小倉経済新聞と「北九州マックユーザーズグループ」、西日本工業大学との共催。北九州市での開催は初。
全国各地から約200人が参加。基調講演で登壇した林信行さんは「iPhoneが日本で発売開始された5年前から、IT環境だけでなく、人々の生活が大きく変わった」と話し、スマートフォンと連携する便器やおもちゃを例に揚げ会場を沸かせた。
ビデオブロガーとして知られる「ジェット★ダイスケ」さんは「視聴者にスマホユーザーが激増し、字幕が見えないという苦情を受ける」など製作者ならではの裏話を披露しながら、映像や音楽制作の日常を話した。
北海道で撮影した「青い池」がMac OSのデスクトップ画像に採用された写真家のケント白石さんも登壇し、「最初、アップル社から来たメールをスパムと思い放っておいたところ、日本法人から連絡が入り新規導入されるディスプレーの発表会で使いたい」と言われ驚いたことや、コンペに出展するために生のデータから1週間徹夜で現像を繰り返したエピソードなどを明かした。
別会場では、Adobe(アドビ)社による「Photoshop」「Illustrator」の裏ワザや、ポッドキャスト「あっぷるんるん」を配信する鐵尾一郎さんによる「DTM(デスクトップミュージック)」、iPhoneの使い方を紹介するセミナーなども開かれ、それぞれ約50人が受講した。
講演終了後は、周辺機器を販売するメーカーらから提供されたスキャナーやハードディスクなどの周辺機器やバッグやケースなどのアクセサリー約200点を争奪するじゃんけん大会で盛り上がった。
初めて参加したという20代の女性は「ネットや雑誌では得られない情報など盛りだくさんの内容で驚いた。アップル製品を使っていいるというだけでつながることができるのが面白い」と話した。
主催した「北九州マックユーザーズグループ」代表の沖田貴さんは「在京のソフト開発業者やメーカー、報道関係の方々とユーザーが直接コミュニケーションできて生の情報を得られる機会は少ない。福岡県内だけでなく県外、遠くは北海道から来場した方もいて、ユーザーの熱いハートを感じるいいイベントになった」と締めくくった。