八幡・春の町のコーヒー専門店「インサニティ」(八幡東区春の町1)が間もなく2周年を迎える。オープン日は2011年12月21日。
店舗面積は5坪、席数は約10席。「椅子は一応10脚あるが、床にじかに座る客もいる」と店主の川畑恭兵さん。「都心から少し離れた落ち着いた場所で、坂道であること、並木道であることが気に入って」この場所を選んだ。開業前まで音楽制作やイベント活動で使っていたネーミングをそのまま使った店名の「インサニティ」は英語で「狂気」の意味。
提供するコーヒーは「エスプレッソ」にこだわり、豆は「ある焙煎(ばいせん)職人の方から直接仕入れている。焙煎方法も指定しながら、気に入らなければコーヒーが出せない日もある」と川畑さん。「現在は、酸味の強いエスプレッソがトレンドだが、若干深めにローストして安心感のある風味にしている。ラテやカプチーノにしてもコーヒーのパンチがはっきり出るような焙煎」という。
「近所のお年寄りで、テークアウトしていく常連客もできた。アメリカーノやカフェラテなど大手チェーンとは違う、こだわった豆や抽出が人気」といい、「コーヒー目当てに引っ越してきた常連もいる。イベントなどで情報発信しながら近所の方々にもっとなじんでいただける店づくりをしていきたい」と抱負を話す。
主なメニューは、「エスプレッソ」(350円)、「カフェラテ」「カプチーノ」「カフェモカ」「カフェカラメル」(以上500円)、「テークアウト」(M400円、L600円)。夜はバータイムとして「ジャマイカーノ」(エスプレッソとラム、800円)などのアルコールも提供する。ジャズやレゲエ、クラブミュージックなどのレコードも販売。
営業時間は12時~24時。日曜定休。