北九州イノベーションギャラリー(北九州市八幡東区東田2、TEL 093-663-5411)で1月11日、「色イロひろがる 印刷発見展」が始まった。
「情報を伝えるための印刷から、人々の心に刻まれる魅力的な印刷、暮らしを彩る印刷など」をテーマに、木簡や「ラテン語聖書」、錦絵(にしきえ)で描かれた「滑稽新聞」、亀倉雄策さんデザインの「東京オリンピックポスター」(1964年)など「印刷博物館」(東京都文京区)から借り出した歴史的な印刷物や、リビングルームを再現し「思わぬところも印刷技術が応用されている」家具や家電製品を配置した展示などで構成されている。
電子書籍や3Dプリンター、プロジェクションマッピング、太陽光パネルなど、印刷応用技術を使った現代のテクノロジーを紹介するコーナーも。「人々の暮らしは多くの印刷物であふれているが、あまりに身近な存在である故に、その仕組みや歴史はあまり知られていない。平面の印刷だけでなく、印刷技術に基づいてデジタル化が進んだものなど、多くのテクノロジーに生かされている」と同ギャラリーの中山雅代さん。
ワークショップ「マイノート&活版印刷でカラフルなカードをつくろう」(2月23日、参加費500円)や講演会「印刷の可能性の探求」(3月1日、参加無料)も予定する。
開館時間は9時~19時。月曜休館。入場料は、一般=500円、小中学生=100円。3月9日まで。