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小倉・東篠崎に中華「悦悦飯店」-謎のメニュー「ちぎょろす」の正体明らかに

通行人も「ちぎょろすとは何か?」と尋ねていくという

通行人も「ちぎょろすとは何か?」と尋ねていくという

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 小倉・東篠崎に8月12日オープンした中華料理店「悦悦飯店」(北九州市小倉北区東篠崎)店頭に書かれたメニューが「謎すぎる」とフェイスブックなどで話題になっている。

「片野交番前交差点」近くの幹線道路沿いに面する「悦悦飯店」

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 幹線道路が交わる交差点に近く、信号停止する車から至近距離にある同店。マーボー豆腐や酢豚、ギョーザなどと一緒に書かれた「ちぎょろす」という日本人には耳慣れないメニューが臆測を呼び、フェイスブックでは「『チョロギ』を間違えたのでは」「何かの稚魚をメキシコ風に調理したもの」など、さまざまな反応が飛び交っている。

 店舗面積は約25坪、席数は40席。8年前に中国から来日した尤(ゆう)さん親子が切り盛りする。小倉経済新聞の大谷編集長がランチ時に混み合う同店で「ちぎょろす」を注文したところ、「何も引っかかるところがなくオーダーが通り、約5分後には注文した品がテーブルに届いた」。

 出てきたものは、豚肉の細切りと野菜の炒めもので、一般的な「チンジャオロースー」。「これがちぎょろすか」と尤さんに確認したところ、「看板屋には『青椒肉絲』を漢字で発注したが、何を勘違いしたか、できあがったものがこれだった」といい、中国式な発音を迷いなくそのまま平仮名に置き換えたのが原因と判明した。

 同店では、「ちぎょろすを確かめに来る客も多く来店することから、しばらくこのままでいく」という。「もと中国残留孤児で、32年前に日本に帰国した」という70代の女性常連客は「私はちぎょろすが分かるが、北九州の人には通じないの?福岡市の人だったら分かるのでは?」とさらに混乱するコメントを残す。

 ランチは他に、「空揚げ」「酢豚」「チャーハン」「マーボー豆腐」(以上、スープ、サラダ、ライス、漬物付き、580円)、「エビチリ」(同、680円)など。

 営業時間は11時~14時30分、17時~22時。

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