企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CTO:小俣泰明、代表取締役CEO:渡邉純平、以下「アルサーガパートナーズ」)は、従業員および顧客の体験と利益の関係を可視化し、施策実行まで一気通貫で支援する経営変革支援サービスを展開しました。本サービスは、従業員体験・顧客体験・事業成果の関係を実務で活用できる形に整理した「E2P Model(イー・ツー・ピー・モデル、Experience to Profit Model)」を基盤としています。
従来、「従業員満足から利益へとつながる構造」は理論としては知られながらも、実務で活用することは容易ではありませんでした。本サービスでは、AIによるデータ取得、データサイエンスによる分析、カスタム開発による可視化、コンサルティングによる実行支援を通じて、その構造を経営の中に実装し、企業の持続的な成長を支援します。

従業員満足が顧客満足を高め、最終的に利益へとつながるという考え方は、1990年代にシアーズ(Sears)の経営陣がハーバード・ビジネス・レビュー誌で発表した「Service-Profit Chain(サービス・プロフィット・チェーン)」*として広く知られており、現在も企業経営における重要な指針の一つとされています。
一方で、実務の現場では、この構造を十分に活用できていないケースが少なくありません。多くの企業では、従業員データの取得が年1回程度のサーベイに限られるなど頻度が低く、現場で起きている変化や本音を捉えきれていないほか、顧客データや売上・利益などの業績データと分断して管理されていることも多く、統合的な分析が難しい状況にあります。
また、分析においても相関関係の把握にとどまり、「どの要素が事業成果に影響しているのか」といった具体的な示唆を導き出しにくいため、施策の優先順位付けや意思決定に十分活かしきれていないという課題がありました。
アルサーガパートナーズは、こうした課題を踏まえ、従来のService-Profit Chainでは十分に実現できなかった、従業員体験・顧客体験・事業パフォーマンス・利益を一体で捉え、取得から分析、活用までを経営に実装するためのモデルとして、「E2P Model(Experience to Profit Model)」を基盤に、本サービスを展開しました。
*出典:Anthony J. Rucci, Steven P. Kirn, and Richard T. Quinn (1998)
"The Employee-Customer-Profit Chain at Sears," Harvard Business Review.
E2P Model(Experience to Profit Model)は、従業員体験(Employee Experience)と顧客体験(Customer Experience)、店舗・事業パフォーマンス(Store / Business Performance)、利益(Profit)を一体で捉え、エクスペリエンスが利益を生み出す構造を可視化する経営モデルです。
本モデルでは、従業員や顧客の体験を個別の指標として捉えるのではなく、事業成果とのつながりを含めて統合的に把握します。これにより、どの体験が売上や利益に影響しているのかを構造的に見える化し、経営判断や改善施策の立案に活用することが可能になります。
また、E2P Modelは可視化にとどまらず、AIによるデータ取得、データサイエンスによる分析、可視化、コンサルティングによる施策実行までを一気通貫でつなげることを前提とした“実装された経営モデル”である点に特長があります。データ取得、分析、施策立案、実行、再計測のサイクルを継続的に回しながら、企業ごとに最適化して運用することで、体験を利益へと変換する仕組みを経営の中に組み込み、持続的な企業変革を支援します。
本サービスでは、E2P Modelに基づき、以下の4つの内容を提供します。
1. 「面談AI」による従業員データの取得
面談AIは、従業員との対話を通じて1on1情報や日々のコンディション変化を継続的に取得するソリューションです。従来のように定期的なサーベイや属人的な面談に依存するのではなく、より高頻度かつ低コストで従業員の声を収集できる点が特長です。
これにより、従来の手法では捉えきれなかった現場の本音や変化の兆候を把握しやすくなり、モチベーション低下やハラスメント兆候などの早期発見にもつながります。なお、面談AIは単体での導入も可能であり、業務改善やリスク検知、エンゲージメント向上を目的とした活用にも対応します。
面談AIには、AIとの雑談を通じて心理的安全性を高め、本音を引き出しやすくする対話技術に関する特許(特許番号:7763553)が活用されています。AIが前回の会話内容を踏まえて継続的に対話することで、従来のアンケートや定型的なヒアリングでは把握しにくかった従業員の声を引き出しやすくします。
また、アルサーガパートナーズでは、トリドールホールディングスとの共同開発により、従業員データと顧客データを統合分析し、店長向けの改善アクションをAIが自動生成する新システムを、2025年12月より丸亀製麺の店舗で運用しています。こうした取り組みを通じて、店舗ビジネスにおいても、体験価値を事業成果へとつなげる仕組みの実装可能性を検証しています。
▼参考プレスリリース
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アルサーガパートナーズ、AIとの「雑談」で従業員の本音を引き出す対話技術の特許を取得
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アルサーガパートナーズ、トリドールHDと従業員×顧客の感情を繋ぐ 国内初*のAIレコメンド機能を共同開発。丸亀製麺での運用を2025年12月より開始
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アルサーガパートナーズ、従業員の本音を利益に変える「面談AI」をパッケージ化して正式リリース
2. データサイエンスによる統合分析
取得した従業員体験データに加え、顧客体験データや売上・利益などの業績データを統合し、データサイエンスの手法を用いて分析します。これにより、単なる相関関係の把握にとどまらず、「どの体験が利益に影響しているのか」を構造的に捉えることが可能になります。
分析結果は、現場で起きている変化と経営指標との関係を明らかにし、改善施策の設計や優先順位付けに活用できます。
3. カスタム開発による可視化
分析結果を経営や現場で活用できる形に落とし込むため、ダッシュボードを含むカスタム開発にも対応します。アルサーガパートナーズは、企業ごとの課題や業務フローに合わせて柔軟に開発できる体制を有しており、現場と経営層の双方にとって使いやすい可視化環境を提供します。
これにより、現場の状況把握から経営判断まで、データが実際の意思決定につながる形で活用されます。
4. コンサルタントによる施策実行支援
可視化された分析結果をもとに、コンサルタントおよびカスタマーサクセスが施策の立案から実行まで伴走します。短期的な是正施策と中長期的な再現施策の両面から支援することで、単発の分析やレポーティングで終わらない継続的な改善活動を実現します。
データ取得、分析、施策立案、実行、再計測のサイクルを回し続けることで、企業ごとに最適化された運用体制を構築し、持続的に利益を生み出す仕組みとして定着を目指します。
本サービスは、従業員体験や顧客体験の重要性を認識しながらも、それらを事業成果につなげきれていない企業に適しています。特に、以下のような課題を持つ企業において活用が期待されます。
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従業員や顧客の声を十分に取得できておらず、現場の実態や変化を捉えきれていない定期的なサーベイや属人的な面談に依存しており、取得できる情報の粒度や頻度に限界があり、本音やコンディションの変化、リスク兆候をタイムリーに把握できていない。
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従業員体験・顧客体験・業績データが分断されており、事業成果との関係を構造的に把握できていない従業員データ、顧客データ、業績データが別々に管理されており、どの要素が売上や利益に影響しているのかを明確に捉えられていない。
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意思決定や現場アクションにつながる形でデータが可視化されていないダッシュボードやレポートは存在していても、経営・現場それぞれにとって使いやすい形になっておらず、「何をすべきか」が分かるインサイト(示唆)まで落ちていない。
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施策の実行と効果検証が分断されており、改善サイクルが継続的に回っていない施策を実行しても再計測や改善につながらず、単発の取り組みにとどまっている。

私たちはこれまで、企業の現場や経営におけるさまざまな課題に向き合う中で、従業員や顧客の体験が事業成果に与える影響の大きさを強く実感してきました。一方で、それらをデータとして取得し、分析し、経営判断や具体的な施策にまで落とし込む仕組みは、まだ十分に整っていないのが実情です。
E2P Modelは、こうした分断を埋め、体験価値を継続的な利益へとつなげるための経営モデルです。面談AIは単体でも業務改善やリスク検知、エンゲージメント向上に活用できますが、従業員体験・顧客体験・事業成果を統合的に捉え、実装・運用まで一気通貫で支援することで、現場改善にとどまらない経営レベルの変革につなげられると考えています。
アルサーガパートナーズは、単なるツール提供や分析支援にとどまらず、企業の実務の中でこの仕組みを回し続けられる状態まで支援することで、持続的な企業変革に貢献してまいります。

アルサーガパートナーズ株式会社
アルサーガパートナーズは、東京渋谷に本社を構える総合ファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用までに至るDXソリューション事業を一貫して担い、業界や業種を問わず多様な課題に対応しています。
「自由な発想と確かな論理で価値を届ける」をミッションに掲げ、多様なケイパビリティ、アセットを駆使し、お客様に寄り添いながら企業の競争力向上を実現します。
本社 :東京都渋谷区桜丘町3番2号渋谷サクラステージSAKURAタワー5階
熊本支社
新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2F
平成オフィス :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
代表者 :代表取締役会長兼CTO 小俣泰明、代表取締役CEO 渡邉純平
設立日 :2016年1月
資本金 :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数 :411名(2026年3月末時点)
事業内容 :ワンストップDXソリューション事業
Web :
https://www.arsaga.jp/