総合プロデュース企業 株式会社八芳園(代表取締役社長:井上義則、東京都港区、以下「八芳園」)は、2025年2月から9月末まで八芳園全館を一時休館し、2025年10月のグランドオープンへ向けたリブランディングプロジェクト(改修工事)を実施しております。
リブランディングコンセプトの「日本の、美意識の凝縮」を象徴する空間として生まれ変わるメインロビーには、グランドオープン以降、季節やイベントごとに切り替わる様々な装飾が施される予定です。その中のひとつとしてこの度初公開となるのは、“赤松”をモチーフとした巨大な木のオブジェ。手掛けるのは、福岡県大川市で「大川の匠」に認定される創作家具職人・西田政義氏です。さらに、このオブジェの制作の様子を、公式YouTubeにて動画としても初公開いたしました。

・メインロビーのオブジェを初公開!大川市の創作家具職人・西田政義氏
https://youtu.be/PuycPs9eWBs
・八芳園noteでは動画と連動したストーリーの様子をご紹介しています
https://note.com/happoen/n/n1dec60d6c7c2
八芳園グループは、「日本を、美しく。」というパーパスの実現をめざし、その実現へ向けて2025年9月末まで八芳園全館を一時休館し、2025年10月のグランドオープンへ向けたリニューアル工事を進めています。メインロビーは「日本の、美意識の凝縮」をコンセプトに、400年の歴史を紡ぐ八芳園の日本庭園との親和性のある空間へと生まれ変わります。
グランドオープン以降、新たなメインロビーでは季節やイベントごとに切り替わるロビー装飾が飾られる予定です。その中のひとつである、八芳園の日本庭園のルーツともいえる“赤松”をモチーフとした巨大な木のオブジェの様子を、この度初公開いたしました。
八芳園の日本庭園は、大正時代に実業家・久原房之助がその持ち主となり、現在の形に整えられました。その際、久原氏が特に心を惹かれたのが、樹齢400年を超える1本の赤松でした。久原氏はこの赤松を中心とした庭園にすることに大変な気を配り、「自分は庭づくりなどという失敬なことはしない。自然を整えるのだ」とよく口にしていたといわれています。
いわば八芳園の庭園のルーツともいえる“赤松”を新たなメインロビーにも飾りたいという思いから、オブジェの制作がスタートしました。
オブジェの制作を手掛けるのは福岡県大川市で「大川の匠」(※)に認定される創作家具職人・西田政義氏。西田氏が作る作品は独創性にあふれ、くねるようなカーブを描いた洋服ダンスや螺旋階段上に引き出しが連なる小物入れなど唯一無二のものばかり。工房には、木を加工してまるで本物の鉄板のようにつくった家具や、やわらかいクッションに見せた椅子など「木という素材の限界に挑む」ユニークで多彩な作品が並びます。
公式YouTubeにて公開した動画内では、西田氏の工房を八芳園スタッフが訪問し、オブジェの制作の様子を公開しています。
工房のギャラリーでは、上に座ってゆりかごのように揺らすことのできる弓なりのチェストを体験した
八芳園スタッフの様子も。
創作家具を手掛けて40年以上の西田氏の原動力は「使って楽しめるような家具、これまでにない新しいものを作る」こと。「一度作ったものと同じものは作りたくない」というほどの西田氏のこだわりが生きる、オブジェの制作が進んでいます。
※木工産業の伝統と文化を支えている職人の中から、大川市が卓越した技能と見識等を有する職人の方を認定。その功績を称えるとともに全国に誇れる貴重な人材を顕彰し、匠の技の継承に資することを目的として2007年より開始した「大川の匠」認定制度。

(左)木を加工して本物そっくりに作った鉄板風の家具/(右)弓なりのチェストを体験する八芳園スタッフ
【創作家具職人 西田政義氏】
中学校卒業後に大川市の家具製作所で修業を開始。4年間の経験を経て、1年間のお礼奉公を行い、その後は3つの木工所でさらなる技術を磨く。27歳で独立し、注文家具や民芸家具の製作に携わる一方で、40歳頃からは唯一無二の創作家具の制作に注力。釘を使わずに組み合わせる指物家具の技術に秀でており、木の特性を熟知した職人として高く評価されている。2011年には、その卓越した技術と独自の作品が認められ、『大川の匠』として認定される。
オブジェ制作にあたり、西田氏がこだわるのが「ありえない木を作りたい」という想い。「松の形を想像されているかもしれないけれども、それなら本物の松を置けばいい。実際あるものを作っても意味がない」と力を込めます。
制作が進むにつれ、姿を見せたのは枝が紐のように結ばれた独創的な形のオブジェ。「木が自由に育ったら、こういう木もできたら面白い」と話します。

オブジェの完成は9月ごろを予定しており、10月のグランドオープン以降、八芳園の庭園の象徴ともいえる赤松をモチーフにした巨大オブジェが、“日本の、美意識”を凝縮したメインロビーを彩るひとつとして今後飾られる予定です。
2025年10月のグランドオープンへ向け、改修後の八芳園は日本庭園と建物のつながりがより近くなる空間へと生まれ変わります。
今後も、メインロビーの制作過程を含め、リニューアルのストーリーを八芳園noteやYouTubeにて公開してまいりますので、ぜひご期待ください。

※メインロビーイメージパース(2025年7月現在のものです)
・八芳園note
マガジン「八芳園リニューアル2025」にて公開中
https://note.com/happoen/m/mdd6c8f861c3e
・八芳園公式YouTubeチャンネル
再生リスト「八芳園リニューアル」にて公開中
https://www.youtube.com/@happoenpr/playlists
【総合プロデュース企業 八芳園について】
東京・白金台にて、江戸時代より続く広大な日本庭園を有し、婚礼・宴会事業やMICE事業の推進、地域プロモーションなど多角的な事業を展開する総合プロデュース企業です。パーパス「日本を、美しく。」の実現へ向け、歴史や文化を守りながら日本の魅力を世界へと発信し、白金の地にとどまらない「交流文化創造」に取り組んでいます。
[八芳園]https://www.happo-en.com/
[八芳園のプレスリリース一覧]https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19559