3D造形などを手掛ける「WAKE(ウェイク)」(北九州市小倉北区浅野2、TEL 093-511-2334)が3月、3Dプリンターによるペットのオーダーメードフィギュア作成事業「PET3D」を始めた。
出力するサイズによって料金は異なる。2回目以降は割り引きも。
4方向から撮った犬や猫などの動物の写真を基に、技術者が一つ一つモデリング(形状作成)し、3Dプリンターで出力する。「途中、発注者と表情や色、体形の特徴などを何度かやりとりする。目や鼻の潤った感じなども再現する」ことで、本物実物により近く忠実に仕上げるという。「魚類や爬虫(はちゅう)類にも対応する」とも。
3Dプリンターを使った製品プロトタイプの作成や、同技術普及のための人材育成を手掛ける同社は、津元敏行社長が「ものづくりの拠点として北九州市がふさわしい」と2013年9月に創業。シェアスペース「ファビット」(同)の運営や同所の会員向けに3Dプリンターの技術講習などを行ってきた。今後は、ペットフィギュア作成事業を通じ、一般消費者への3D技術の認知拡大を図りたい構えだ。
料金は1万5,000円~2万5,000円(造形サイズにより変動)。納期は約3週間~1カ月。