魚町のセレクト雑貨店「シー・アンド・ミルズ」(北九州市小倉北区魚町3)が5月17日、隣接する「ビッコロ三番街」から移転リニューアルオープンした。
「カラー枡」(1,296円)とオリジナルのバッジ(700円~)。
約6坪の店内に、フランスやイギリスで買い付けた文具や雑貨、波佐見(はさみ)焼の陶器、ガラス製品のほか、ピアスやネックレス、自ら手作りするロゼット(勲章がモチーフのバッジ)などのアクセサリー、クッション、バッグなど約100点を並べる。商品は店主の中山千明さんが「シュールでポップでかわいいもの」をテーマにセレクトしている。
主な商品は、ちりめん素材を使った「ロゼット」(1200円~)、自ら描いたイラストで作る「プラ板バッジ」(700円~)、「ポール・スミスニューヨーク店で即完売した」という「カラー枡」(1,296円)、トートバッグ(3,990円)など。
中山さんは昨年6月、大学4年生の時に遊休不動産の利活用を学ぶリノベーションスクールに参加したことがきっかけで、小さな投資で起業できることを知り、ビッコロ三番街に1.5坪の店を開業した。「家族は一般企業に就職するものと思っていたようだが、自分で自分の店に就職した」という。約1年が過ぎ、「店を開いたことでいろんな作家と出会うことができ、以前よりも商品の幅が広がった」と、店舗の拡大に踏み切った。
「今後は、学生である後輩たちに起業のアドバイスができる存在になりたい。日本ではあまり紹介されていないヨーロッパのファッション雑貨を充実させていきたい」と抱負を話す。
営業時間は10時~18時。