小倉・紺屋町のスナック「うまい棒」(北九州市小倉北区紺屋町3)がオープンから5カ月を迎え、次々と繰り出すサービスが話題になっている。オープン日は5月1日。
店舗面積は約7坪、席数は14席。ウェブ制作などを本業とする店主の大山圭太さんが「普通の飲食店経営者が思いつかいない集客アイデアを」と「うまい棒」約3万本を仕入れ、現在は16種約2万本を壁面いっぱいにディスプレーしている。来店客はうまい棒を食べ放題で楽しむことができる。帰りには土産として「紙袋いっぱいのうまい棒(約30本程度)」も渡している。
大山さんは「店の存在を知ってもらうためにはインパクトのあるサービスを」と、まず、近隣のスナックやキャバクラなどに「うまい棒無料配達」サービスを始めた。LINE経由で申し込むと「30本まで無料で配達している。それを見た客らが2次会利用で来店する」と狙いを明かす。
次に考えたのが「シャンパンタワーならぬ『うまい棒タワー』(3,000円~)で、誕生日などのお祝いにインパクトのあるものを」と考えた。配達先などでの話題が功を奏し、集客につながっているという。
9月からは「月額540円でランチ食べ放題」のサービスも始めた。カレーライスに限って「毎日、何度来ても540円」という。トッピングはトンカツ(200円)、ハンバーグ(150円)、チーズ(50円)などを用意する。
アイデアの元となったのは「携帯電話の『かけ放題』サービスで、通話は無料だがほかのオプションが必要になったり、付随サービスを利用したりすることで、決して損をしないサービス」という。「このサービスを始めて、毎日3組程度の新規の客が来店するようになった。効果的な話題作りが集客につながっている」と笑顔で明かす。
ランチの営業時間は月曜~金曜の11時~14時、19時~翌6時。日曜定休。チャージ料は540円。