小倉の「魚町銀天街」火災跡地(北九州市小倉北区魚町3)で11月13日、新しいテナントビルの起工式が行われ、新ビルの構想が発表された。
2014年2月6日未明、居酒屋やアパレル、アクセサリー店などが入居する雑居ビル11棟約1300平方メートルを消失した同エリアのうち、「新米谷」(同)が所有する約190平方メートルの土地に、鉄骨3階建て、延べ床面積約368平方メートルのテナントビルが着工する。すでに飲食店やスポーツ用品店などの入居が決まっている。
消失した場所には5人(社)の地権者がおり、街づくり関係者からは「大きな土地なので意見をまとめて総合的に魅力ある開発をしてほしい」などと声も上がっていたが、火事から1年9カ月が過ぎ、同社の米谷佳子社長は「(小倉のメーンストリートである)魚町銀天街の真ん中に、いつまでもポッカリと空いた土地があるのは街のために良くないと判断した。単に収益性だけを考えたものではなく、街の魅力に貢献できる建物にする」と言い、講座などを開けるセミナールームの開設も予定する。
2015年4月23日竣工予定。