小倉のまちづくり団体「We Love小倉協議会」が1月10日、「小倉城」大手門広場(北九州市小倉北区城内2)で3月26日・27日に開催する屋外イベント「小倉城まるしぇ」の概要を発表し、出店者の募集を始めた。
フードやカフェ、パン、スイーツ、アンティーク、雑貨、インテリア、アクセサリー、ガーデニング、野菜・果物、キッチンカーなど多様なジャンルから募集し、約80店の出店を見込んでいる。例年、同時期は小倉城のソメイヨシノ約300本が見頃を迎え花見客でにぎわう。
昨年までは同様のイベントが市主催で行われてきた。同協議会会長の辻利之さんは「市の補助金に頼るのではなく、市民が自らにぎわいを作り出し、持続可能なイベントにしなければと思いたち企画した」と話す。現在、実行委員の商店主やサラリーマン、学生らが出店の参加を呼び掛けている。
市民らがボランティアでイベントを多数企画している門司港エリアでは、年間約200万人の観光客誘致に成功している。「同じような取り組みは全国的に望まれている。すばらしいお手本が身近にあり、まねをしながら小倉らしい独自のイベントを育てていきたい」と辻さん。20日には、実行委員ら約70人が参加する決起集会を開いた。参加者からは「小倉らしくおしゃれなイベントに」「北九州市外からも客を誘致できるようなイベントに育てよう」などの声が寄せられているという。
出店の申し込み期限は2月10日。同イベントホームページで受け付ける。