小倉の商品企画会社「YKストアーズ」(北九州市小倉南区企救丘2)は老舗しょうゆ醸造元の「ごとう醤油」(八幡東区日の出1)と共同開発した、「レトルトカレーをカレーうどんにする素」を5月31日、発売した。
「激辛カレーやグリーンカレー、いろんなレトルトカレーを和風においしくできる」という
「専用に醸造したしょうゆと削りだしたかつお節でその日のうちにだしを取り、昆布、シイタケなどのうま味と組み合わせた」(YKストア社長の吉田一直さん)もので、同商品30ミリリットルをお湯で3倍に薄めた「素」をレトルトカレーと混ぜることで「カレーうどん」に加工できるという。
4歳児の父親である吉田さんは「子どもの味覚に合わせると、カレーをおいしく食べられない」ことに着目し、家族のそれぞれが別のカレーを選べるレトルトカレーでも楽しい食卓にできないかと考え、開発のヒントにつなげた。昨年秋、企画をごとう醤油に持ち込み、約半年かけてテイスティングを重ね、完成にこぎ着けた。2社はこれまで、プリンにかけるとウニの味になる「プリン専用醤油」や、「かき氷専用醤油」などユニークな商品を開発してきた。
「これを使うことで和風の味が引き立ち、さらにおいしくなる。ネット販売での反応を見ながらスーパーのレトルトカレー売り場に置いてもらえるようにPRしていきたい」と期待を込める。
価格は580円(150ミリリットル)。アマゾンで購入できる。