門司港(北九州市門司区門司1号岸壁・海峡ドラマシップ前)に寄航していた練習帆船「海王丸」(2,556トン)が2月2日、鹿児島に向けて出港した。
海王丸は「海の貴婦人」と称される大型で姿の美しい帆船。航海訓練所(神奈川県横浜市)が海技従事者を育成するために運航する練習船で、現在、日本各地を航海中。1月22日に神戸港を出港し、門司港には29日に接岸していた。
門司港寄航中は優美な船体の海王丸を見ようと連日帆船ファンが集まり、晴天に恵まれたこの日も多くの人が出港を見送った。全長110メートル、幅13.8メートルという大型帆船だけに離岸の様子にも注目が集まった。
写真撮影に訪れていた自営業の男性(56)も「海王丸は美しい帆船。姉妹船の日本丸が昨年5月に門司港に来航した際にも見に来たが、帆船は何度見ても見飽きない。離岸する迫力にも感動している。次の寄航の際もぜひ撮影に来たい」と声を弾ませていた。