見る・遊ぶ

「小倉城竹あかり」始まる 市民ボランティアが灯籠3万個を製作・設置

小倉城天守閣広場を埋めつくす竹灯籠(昨年の様子)

小倉城天守閣広場を埋めつくす竹灯籠(昨年の様子)

  • 1

  •  

 「小倉城竹あかり」が10月24日~11月3日の11日間、小倉城一帯(北九州市小倉北区城内2)で開催される。

市民ボランティアが設置・点灯を行う

[広告]

 2019年11月に初開催した同イベント。放置竹林の拡大が問題となる中、伐採した竹を資源として再活用する取り組みの一環として始まった。竹灯籠はイベント終了後、土壌改良材や竹炭の材料として再利用することで、廃棄を前提としない循環型社会の実現を目指す。

 会場では来場者自身が灯籠に点火できる仕組みを導入するほか、「竹舞台」ステージでは、書のライブパフォーマンスや和楽器演奏、野だての茶会を日替わりで行うなど文化的要素を盛り込んだ企画を展開する。

 開催約1カ月前に迫った現在、市民ボランティアスタッフが約3万個の竹灯籠製作に励んでいる。実行委員会では引き続き市民ボランティアも募集している。

 同実行委員会では春から竹の切り出しや加工などを行い、これまで延べ1000人以上が製作や設営に携わったという。同取り組みは、北九州市が「日本新三大夜景都市」に選定された要因の一つともなった。夜景そのものの美しさに加え、市民が主体となって地域資源を生かし、手作りで夜を彩る活動が評価された。

 実行委員長を務める辻利之さんは「年々規模が拡大し、来場者数も増加している。海外からの観光客も目立つようになり、北九州観光の一つとして定着してきた。市民ボランティアに支えられており、その責任を強く感じている」と話す。

 点灯時間は5時30分~21時。入場受け付けは20時45分まで。入場料は、中学生以上=1,000円、小学生以下無料(以上、小倉城庭園入場可)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース