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小倉の魚町銀天街が「アーケード60周年」記念誌-「昔と今をつなぐ」構成に

「魚町の昔の歴史を語ってくれる方が減っている。先人たちの苦労や60年間の歴史を、買い物に来られるお客さまや、今魚町で事業をしている人たちに知ってほしいという思いで作った」とつじり社長、辻利之さん。

「魚町の昔の歴史を語ってくれる方が減っている。先人たちの苦労や60年間の歴史を、買い物に来られるお客さまや、今魚町で事業をしている人たちに知ってほしいという思いで作った」とつじり社長、辻利之さん。

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 小倉魚町銀天街の「銀天街アーケード60周年記念誌『魚町銀天街物語』」が3月22日、発行された。発行は同銀天街協同組合(北九州市小倉北区魚町3)。

映画「無法松の一生」で撮影に訪れた勝新太郎さんと中村玉緒さんの貴重な写真も。

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 魚町銀天街は1952(昭和27)年、日本で最初にアーケードが設置された商店街として知られている。銀天街内通路は「市道」で、当時その上に屋根を架けることは「行政と商店主と市民を巻き込んだ難事業」だったという。「銀天街」という名称も「銀色に輝く天井」に由来し、以来全国の商店街に広がるその名称の発祥とも言われている。

 誌面は、同場所で江戸時代から続く旧商家などから集めた写真や、アーケード建設当時、事業に携わった商店主たちの苦労話、最近新しく店を始めた若い商店主などのインタビューなどで飾る。近年商店街が行ってきた事業の紹介など、60年間の歴史の「昔と今をつなぐ」構成となっている。

 編集委員長のつじり社長、辻利之さんは「魚町の昔の歴史を語ってくれる方が減っている。先人たちの苦労や60年間の歴史を、買い物に来られるお客さまや、今魚町で事業をしている人たちに知ってほしいという思いで作った」と話す。

 仕様はB5判、36ページオールカラー。3万部発行。銀天街内各店で配布中。北九州~羽田間を運航する「スターフライヤー」機内でも4月後半から配布予定。

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