![シンガー・ソングライターの「いしだま」さんの弾き語りと、アーティスト「エモ」さんによるライブペイントのコラボパフォーマンスがで行われた。](https://images.keizai.biz/kokura_keizai/headline/1338776182_photo.jpg)
小倉・魚町の民間インキュベート施設「メルカート三番街」(北九州市小倉北区魚町3)で6月3日、「メルカート三番街1周年-市場のおまつり」が行われた。
12時から始まったレセプションでは、約200人の観客の前にシンガー・ソングライターの「いしだま」さんの弾き語りと、アーティスト「エモ」さんによるライブペイントのコラボパフォーマンスがで行われた。
同施設は、北九州市が推進する「北九州家守構想」に着想を得て、同ビルを所有する中屋興産(同)が、あらかじめ公募で募った10社(人)の入居者を確定してからリノベーション工事を開始することで、リスクを回避しつつコストを抑える手法を取った。以来、近隣のビルオーナーによる同様の手法で、複数のリノベーション案件が同時進行しているという。
開業前からテナントによる自治会「メル会」が組織され、月例会を開いて施設の運営や販促活動について協議を行ってきた。1周年イベントも半年前から会議や準備を重ねて計画してきた。自治会会長で、デザインユニット「余白」の田村晟一郎さんは1年を振り返り「施設全体では新しいインキュベート拠点として注目を集めたが、各店舗の事業はまだまだ課題がある。今後は、各店がしっかり発展していけるように活動していきたい」と話す。