ローソン(東京都品川区)は6月12日から、直方市のご当地グルメ「焼きスパ」を九州・下関地区の963店舗で限定販売している。
「直方焼きスパ」は、全国的に定着した「B級グルメ」ブームを背景に、直方市関係者が市民にツイッターで「ご当地グルメ調査」を行ったところ、焼きそばとナポリタンスパゲティを掛け合わせた同メニューが浮上した。直方駅近くにかつてあった「喫茶店 夕焼け」が発祥とされる。
こうした呼び掛けが話題となり、約20人で「直方焼きスパ広め隊」が結成され、5月には同グループが母体となる一般社団法人「まちづくり研究所」も設立された。
「直方焼きスパ広め隊」は、同メニューを「スパゲティ麺」で「豚肉・キャベツ・玉ねぎ」を使い「トマトケチャップベースのオリジナルソース」で味付けし「しっかり焼くこと」と定義付け、同市内の飲食店にメニュー化を働き掛け、現在約30店舗で「カレー風」や「ビビンバ風」など、さらにアレンジされたメニューも出回っているという。市内の小学校の給食メニューに登場するようにもなった。
「こうした地元のグルメを取り扱うことで、地域振興にもつなげていきたい」とローソン担当者。
価格は330円。7月上旬まで。