東北関東大震災の被災者を支援するため、J2のギラヴァンツ北九州対サガン鳥栖によるサッカーチャリティーマッチが3月27日、バックスタンドに掲げられた半旗の下、本城陸上競技場(北九州市八幡西区御開4)で開催された。
チャリティーマッチは九州の5つのJリーグが共同で行う支援活動で、震災後に急きょ組まれ、この日の試合には約3,600人の観客が集まった。
試合に先立ち、競技場のゲート付近で両チームの選手・スタッフららが来場したサポーターらに募金の協力を呼びかけたほか、選手らが寄贈したサッカーグッズのチャリティーオークションも行われた。試合の収益や募金、オークション収益はJリーグを通じて被災者へる。
ゲーム開始前には選手、審判、監督、関係者のほか、両チームのサポーターも起立して黙とうがささげられた。観客席には、チャリティーマッチにふさわしく被災者を激励、応援するメッセージボードを掲げる人の姿も多く見受けられた。
試合はリーグ戦同様に引き締まったゲーム展開で、ピッチ上では90分間、激しい攻防が繰り広げられ、アウェーのサガン鳥栖が北九州を2-1で下した。