小倉の「勝山公園」（北九州市小倉北区城内4）と「あさの汐風公園」（浅野3）で、開催まで4日となった「B-1グランプリ in 北九州」の会場設営が進んでいる。

同時開催される「魅力発信！北九州フェア」の会場（小倉城大手門広場）

　これまで北九州市内でイベントは、毎年8月に開催される「わっしょい百万夏まつり」が最大規模で、2日間の来場者数は約160万人。実行委員会関係者は、「毎年行われる市民の祭りと違い、県外からの来場者が数十万人規模で予想される。来場者の安全確保や不測の事態に備えて、警備や誘導は増強するが、市民や商店街関係者の協力も不可欠」と、市全体での取り組みにつなげていきたい考えだ。2カ所の会場間は直線距離で約1キロメートル離れているため、「土地に不慣れな方でもスムーズに移動できるよう」会場間はシャトルバス（100円）や定額運賃タクシー（850円）でつなぐ。

　当初、「イベントチケット」（10枚綴り1,000円）の前売りは14日までの予定だったが、「前売り販売のことを知らない市民も多く、直前まで重い腰を上げないのも北九州人らしく」（実行委員会関係者）前売りの販売は予定枚数を下回ったため、一部店舗での取り扱いを19日まで延長した。当日のチケット販売所では混雑が予想され、スタッフの配置を増強して臨むという。

　会場間には、「魚町銀天街」や「京町銀天街」などの商店街も軒を連ね、飲食店も数多い。「小倉名物といえば『焼きうどん』が代表的だが、『ご当地グルメ』は他にも多くある。飲食店各店でもチケットは利用できるので、他の小倉の味も楽しんでほしい」と商店街関係者。

　中心市街地のホテル関係者は「旅行代理店経由で予約が入り、半年以上前に満室状態となっている。北九州のイベントでこうしたことはなかなか無い。経済効果はかなり期待できる」と話す。

　「B-1グランプリin北九州」は10月20日・21日開催。開催時間は10時～16時。「イベントチケット」利用可能店舗はホームページで確認できる。