北九州フィルムコミッション(北九州市小倉北区城内1)が撮影を誘致した映画「黒執事」の関係者らが3月29日、北橋健治市長を表敬訪問した。
コミック誌「月刊Gファンタジー」で連載中の人気漫画を映画化するもので、「これまで舞台化やアニメ化されてきたもので、30~40代の女性に特に人気が高い」とプロデューサーの平野宏治さん。主人公の「セバスチャン・ミカエリス」役は、映画復帰1作目となる水嶋ヒロさんが演じる。「わがままな主人の要求を、知識・教養・品位・料理・武術など全てを兼ね備えた執事がこなしていくストーリー」という。また後日、剛力彩芽さんの共演も発表された。
「映画化は困難といわれてきたが、大谷健太郎監督による演出とCGやVFX(ビジュアルエフェクト)を担当するさとうけいいち監督の2人の監督で実現する。原作はイギリスが舞台だが、映画では北九州の風景を使用し、近未来のアジアを描く」と平野さん。
訪問を受け、北橋市長は「見慣れた北九州の風景が、映画の中でどのように紹介されるのか楽しみ」と期待を寄せた。
4月上旬から北九州市内の大学学長室などを舞台に約20カ所で撮影を予定し、エキストラ募集も行う。公開は2014年新春を予定。